インターネットはGoogleのものになるのか。

本気なのか”GoogleNet”,太平洋海底ケーブルにも食指が動く

Googleが,2009年開通予定の太平洋海底ケーブル事業”Unity”に出資するようだ。同社は,この件について肯定も否定もしていない。



Googleが,2009年開通予定の太平洋海底ケーブル事業”Unity”に出資するかも、という話。



サンフランシスコの無線LANへの投資の時もそうだったのだけれど、要するに、インターネットをよくするためなら何だってやっちゃうぜ、と。ブロードバンドが普及しないんだったらGoogleが無線LAN引きます、gPhoneだって出します、回線容量が足りなかったら海底ケーブルだって用意します、ということですね。



おもしろいなぁ。この勢いがずっと続けばいいのだけれど。



そのうち、NTTとか各国の通信事業者も買収して、気がついたらインターネットはgoogleの持ち物になっていたりして。

Re:Q:IPOして得た現金で国債を買うのは?

sam-karoのビジネスイノベーション探求 Reloaded – Q:IPOして得た現金で国債を買うのは?

このシリーズ、どこに答案を出せばいいのかわからないので棚上げしていたのですが、興味のある話題なのでトラックバックしてみます。

さて、IPOしたWeb系サービス企業がIPOによって市場から得た資金が80億円あったとする。ところが、Web系サービス企業はたまにお金の使い道がないときがある(人件費かサーバ費くらいしかかからないから)。そうすると、余剰資金をとりあえず国債(年利2%としよう) を買っているとする。
Q:株主から見た場合、この状態はどういう状態なのか?

A:「ボクのお金返してください」

説明

 株式は国債よりリスクの高い投資ですので、リターンもそれなりに高くないとやってられません。国債が2%だったら株式のリターンは5%、不動産は8%は欲しい、というのが一般論じゃなかったっけ。

 なのに企業が国債買っていたら、当然そのお金は2%分しか増えませんので、これでは投資家が期待するリターンを得ることができません。というわけで回答としては「お金返してください」(売り)ということになると思います。
売って得たお金で国債を買えば、企業が倒産するリスクを背負うことなく2%の利益を得ることができます。

ヒント:資本金との情報は必要? あくまで仮定の話なので、たとえば、資本金10億円、この会社のすべての株の市場価値1000億円としてみます。

 あまり関係ないような気がするのですが。関係があるとしたら、会社が、経営者の意図を超えて株式市場で高く評価されちゃった場合でしょうか。その結果、当初想定していたよりもたくさんの資金を手に入れちゃって、そんなにもらっても使い道がないんですけど、ということですね。

 それでも、やっぱり「売り」だと思います。使い道がありません、ということは、そのくらいの成長しか見込めません、ということでもあるので、つまり、企業の成長見込みに対して株価が高すぎるということじゃないかな、と。

このくらいでいかがでしょうか?

選択ミス

ちょっと時間ができたので、無線LANの届くところでプログラミングを、と思ったのですが。
周りを見渡すと、モスバーガーの向かいにマクドナルド、細い道路を挟んで上島珈琲。

モスバーガーは行きつけのお店で、電源も用意されていて無線LANが確実にはいることも知っているのですが。
夕食時は混雑してやかましい可能性があってちょっとイヤんな可能性があります。

でも、そうすると同じ時間のマクドナルドはもっと混むので、ここは論外。

上島珈琲はいつも静かだし、夕食はないので比較的すいていることが期待できるのだけれど、無線LANがないのですよね。でも、道路一本だから、モスバーガーかマクドナルドの電波が届いていると見た!

…で、結局電波が届いていなくて、上島珈琲で350円のロイヤルミルクティーを一気飲みした後、移動してきたモスでこれを書いています。
イーモバイル買おうかなぁ。

google入社試験

時計の針とか、スクールバスにゴルフボールが何個はいるかとか、おもしろ系の質問が紹介されていますが。
金曜日にGoogleの鵜飼さんもちょうどこのお話をしていました。
それによると、FizzBuzz問題程度の簡単な問題を出して、その場でホワイトボードに書いてもらうのだとか。
ググるのはナシ。つまり、簡単な内容なので、考えたことをすぐにコードに落とせる能力を求めています、と。
正しい試験だなぁ、と思いました。これができるとできないとで、実装の速度が違ってきますよね。
あ、ボクは落ちるぞ。

Thank you という理由

まず、Thank you と言うこと/ぼんやりと考えたこと

最近、何人かの英語初心者、もしくは英語慣れはしているけれどアメリカ初心者、もしくは英語もアメリカ慣れもしているいるけれど暮らしたことはない、という日本人を観察していて気がついたこと。
それは、客の時にはだれも Thank you とは言わないということ。さすがにこの場面なら言うかなという場面でも決して期待を裏切らない。彼らは絶対に店員にむかって Thank you とは言わない。

えー。僕いいますよ? Thank you madam♪ って。

あ、もちろん相手が男性の場合はThank you sir.

最長で一ヶ月くらいの海外出張しか経験はないけど、普通にThank you言ってます。
はじめて海外出張したとき、同伴してくれたのがアメリカ人(しかも南部出身の人)だったのです。
ひな鳥のようにその人の話し方、言い回しを覚えていった結果、お店で買い物をしたり、ホテルでチェックインしたときには、”Thank you madam♪”って言うんだね、と無意識に学習したのだと思います。最後に♪がつくのもそういう理由。
日本人がなぜ「Thank you」と言わないかの考察は、元記事の人と弾さんが説明されていますが。

「いちいちそんなことを言わなくてもまともなサービスが期待できる日本と、フレンドリーに振る舞わなければ何をされるかたまったものではないアメリカ」
(まず、Thank you と言うこと/ぼんやりと考えたこと)

それは「感謝の気持ちがない」のでは決してなく、感謝の背景をどう捉えているかの違いだと思われる。
(404 Blog Not Found:”Thank you” = 「すみません」)

たぶん、そんなに難しい理屈で自分を納得させなくても、現地で他の人がどうしているのかを見て、「あ、みんなThank youって言っているからマネてみよう」ってやったほうが早いんじゃないのかな、と思います。

movable type4にGoogle Analyticsのコードを埋め込む

Movable Type4で、Google Analyticsの追跡コードを埋め込む方法、という内容のページがまだないようだったのでメモ。
前提:
– Google Analyticsのアカウントを自分で作って、追跡コードを取ってくる。
– MovableTypeの編集画面にログインしている

この辺にある、「デザイン-テンプレート」をクリック
ブログのテンプレート
「ブログのテンプレート」で「メインページ」をクリック。
フッター
MovableType3だと、ここで直接追加していたみたいですが、そうではなくて、右にある「フッター」をクリック
フッター編集画面
フッター編集画面に出ます。
トラッキング コードを貼り付け
の手前に、トラッキング コードを貼り付けて保存すればOK. あ、再構築をお忘れなく。
(2008.04.11 09:56:23追記)
 せっかく見ていただいているのにページの内容が崩れていたので修正しました。

みんなちいさくなーれ

404 Blog Not Found:最近の若者たちはどうやって本を読んでいるか

右のグラフを見ての通り、全体の売上げ(ピンク)は1997年をピークに頭打ちになっている。いや、むしろバブル崩壊後もしばらくは市場の拡大が続いていたことこそ驚くべきか。
にも関わらず、新刊点数(ダークブルー)はうなぎ上りだ。

コンテンツ市場の細分化というのは、書籍に限らず長期的なトレンドだ。音楽から映画まで、およそありとあらゆる分野でこの傾向を観察することが出来る。かつては「誰でも読んだことがある本」とか「誰もが見た事がある映画」を挙げるのは簡単だったが、今ではそれを上げるのは難しい。宇多田ヒカルクラスでも、「何ですかそれ?」という人は大勢いるし、涼宮ハルヒクラスでも読んでいない人は大勢いる。

その結果何が起こっているかというと、売れもしない本をたくさん作らないといけないので、出版業界が大変、ということになるわけです。
今までは一人の著者が書いた本が一万冊売れていたところが、二人の著者が五千冊しか売れない本を二冊出すと、編集者も二倍、装丁やイラストを書く人も二倍必要ですから、そりゃきっと大変だと思います。
#他人事みたいに言っていますが、一応過去に本を出したことがあります。7人がかりで書いたので、印税もページ数比例配分になった結果、数万円の収入でしたが。
で、じゃあどうするべきか?ぼくたちが昔みたいに、みんなでおんなじ本を買ってみんな同じ話題で盛り上がる?冗談じゃない。
みんなが面白いと思って買っていたのだったらともかく、買わないと話が合わないとか、「○○くらい読んでおかないと」とかいう理由で本を買わされるほど、ヒマじゃありません。
それよりは、みんながそれぞれ面白いと思う本を買う、あるいは本よりCDのほうが楽しいのならそっちを買えばいい、本もCDもいやだけど海外旅行に行きたい?いいじゃないですか?萌え~?どうぞご自由に。
みんながそれぞれ自分が面白いと思うものを楽しむほうが、明らかに健全な世の中というものじゃないでしょうか?
だったら出版業界のほうがそれに対応するべきです。出版規模が小さくても耐えられるように事業構造を変える、読者が数人しかいなくても利益の出せるモデルを考える、それこそが時代の要請というものじゃないかと。
それに応えようとしたのが、新風舎であり、Amazonのはじめたオンデマンド自費出版サービスなんじゃないのかな、と。
#まあいろいろありましたけどね。
出版業界に限らず、音楽業界でも、自動車業界でも話はいっしょなんじゃないのかな、と。
みんなが同じものを買うことを前提として巨大化した業界は、早いところスリム化してぼくの欲しいものを作ってください、と思っています。

ライトニングトークします

[[ITpro Challenge! ライトニング・トークスの発表者決定:http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/Watcher/20070823/280225/]]
というわけで、ITpro Challenge!でライトニングトーク(3分間の短いプレゼン)させていただくことになりました。
ITpro Challenge!では、こんな豪華なメンバーのお話が聞けます。
– インフォテリア 江島健太郎さん([[Lingr:http://www.lingr.com]]の人!)
– Google 鵜飼文敏さん
– はてな 伊藤直也さん
– ドワンゴ 戀塚昭彦さん(ニコニコ動画の人!)
これを聞かない手はないな、と思っていたら一杯だったので、前回の[[LL魂:http://www.mogya.com/blog/2007/08/ll.html]]で学習した秘技「ライトニングトークすれば会場には入れるよ!」を発動させていただくことにいたしました。
[[発表順:http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/Watcher/20070831/280929/]]は4番目。[[masuidrive on rails » Blog Archive » masuidrive的プロジェクトの方針:http://blog.masuidrive.jp/index.php/2007/07/11/masuidrive-working-style/]]の人のすぐ後です。ぜひぜひご挨拶して来ねば。

100本売れたらOKな世の中になぜならないのか?

<a href=’http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20070822/132806/’ target=’_blank’>「大作RPGで徹夜」はもうなくなる? (デジタルエンタメ天気予報):NBonline(日経ビジネスオンライン)</a>

 「昔ながらの、1人でじっくりと腰を落ち着けて遊ぶゲーム」は、もはや据え置きゲーム機ではヒットしにくい時代になっている、ということです。

 野安さんの言っていることは正しいと思います。PS3の性能をフルに生かしたリアルドラゴンクエストは、残念ながら当分出てこないみたいです。
リアルにモンスターが草原を走って襲ってくるドラゴンクエスト、やってみたかったのですが…

昨今では、年齢性別を問わず、ユーザーは携帯ゲーム機を所有しています。となれば、じっくりと楽しみたいゲームは、どこでも電源を入れることができ、場所を選ばずに楽しめる携帯ゲーム機を主戦場にしていくのは、ごく自然なことです。

 でもだって、携帯ゲームは、一人しか楽しめないじゃないですか。
ぼくは、おうちでゲームをしていたらヨメが横から覗き込んだり、コネタに二人で突っ込みを入れたり、そういうのが楽しいのです。
体を動かすのは嫌いだから、Wiiスポーツじゃなくて、RPGがいいのです。
対戦したらヨメに勝つのはわかりきっているから、対戦じゃなくてひとつのゲームを二人でいろいろいいながら遊びたいのです。
 つまりイリスのアトリエであり、モンスターファームがいいのです!あ、あと「アストロノーカ」。

 …わかってますよ。こんなの少数派だってことは。でも、ぼく一人じゃあないはずで。

一部のユーザーの期待に応えるような、昔ながらの大作ゲームも出てくるでしょうが、それはビジネス面から見たときの主流商品にはならないでしょう。

「昔ながらの大作ゲームも出て」…こなくなるのですよ、経験的に。
世の中主流があっちだというと、こっちには誰もいなくなってしまいます。こっちがいい人だって結構いるはずなのに。

 世の中進化して、かつてよりずっと安く物を作れる時代が来たはずでしょ?
だったら、以前と同じ品質のものが以前より小さな市場のために作られたっていいはずじゃないですか?
アストロノーカの続編(ネットワーク対戦じゃないもの)を遊びたい人、結構いると思うのですよ。
プログラマとデザイナ二人で一ヶ月くらいで作って、5千円×200本=100万円でペイしないものなのでしょうか。

 同じことが、本とかCDの分野にも言えるんじゃないのかな、と。
CDなんて、もう出現から20年もたってるんですよ。製造コストは格段に下がっているはずです。
曲を書く人と歌う人とあと数人いたらCDが作れます、100枚売れたら黒字です、
200枚売れたら次のCDも作れるんです、という具合にならないのは、なぜなんでしょう?