独立すると、自分で営業しないといけないので、
「で、いくらでやっていただけますか?」と聞かれることが出てきます。
ここで何の考えもなしに「いくらだったら出せますか?」とか言っていると、価格決定権を持っていかれて、どんどんワーキングプアになっていくので、自分の中で適切なお値段、というのを持っておく必要があります。
もちろん、交渉術として「いくらだったら出せますか?」とカマをかける手はあるのかもしれないし、
決めたお値段では受けられそうにないときでも、面白そうな仕事だったら安く請けるとか、
交換条件を出して値下げしたりできるのが独立自営業者の面白みではあるのですが。それにしたって基準は必要です。
そういうわけでどうやってお値段を決めるか。
一般的なのは、自分が年にいくら稼ぎたいか決めて、そこから逆算する方法のようです。
たとえば100万円/月稼ぐと、年商1200万円になります。
100万円/月ということは、20日/月と考えて
- 5万円/日
- 6250円/時間
となるわけです。
例えば一日でできそうな開発だったら5万円でいかがですか?
週二日くらい取られそうな長期の開発だったら、40万円/月でいかがですか?となります。
友人のホームページを作成するのに、きりのいいところで一万円でどう?というのはつい言ってしまうことですが、
これをやってしまうと、つまり2時間で片づけても赤字の仕事になってしまうわけです。
よーく頭にたたき込んでおけっ!(涙) >自分
(おまけ)
当然ですが、上記のやり方で仕事をうけていると、年商は確実に1200万円以下になります。
自分で営業して自分で仕事を取ってこないといけない以上、一日8時間20日べったり仕事があるなんてことはありえません。
会社に行けば毎日確実に仕事があるサラリーマンって、実はすごいことだったんですね。