週三日働いて食べていくのは可能なんじゃないか。

不可能じゃないかもしれない、と思っています。

ニート的人生設計 – phaのニート日記

朝は好きな時間に起きて、仕事などで電車に乗ったりどこかのビルディングとかの一室に通ったりする必要はあまり無く(電車やビルや人ごみは僕を消耗させる)、仕事をするとしても週3日くらいで、そのとき自分のやりたいことに没頭できる環境があり(今ならプログラミングとか読書)、作業に飽きたら2時間ほど散歩したり本屋に行ったりして、午後には1時間くらい昼寝をしたりもし、それで周りには喋ったり遊んだりして面白い友達がいて、かつ独りでいる時間と空間もちゃんと確保できて、週に一度か二度友達と遊び、美味しいものを食べて美味しいお酒を飲んだりして、月に一度は小さな旅行をして、引っ越し好きなので一年に一回か二回は引っ越しをして、年に一度は外国に遊びにいったりする、というようなリズムで暮らしていけたら自分は幸せなんだなあと焦点が絞れてきた。まあ今のニート生活をずっと続けて行ければいいという話なんだけど。


こんな感じを保っていきたい。そういう話をすると、「そんな甘い話はない」「世の中をなめすぎ」というような反応をされたりすることが多いけれど、僕はわりと可能なんじゃないだろうかと思っている。



 いわゆるIT下請け構造の中で、大手企業にエンジニアを派遣している企業がエンジニアひとりをいくらで売っているかというと、自分の見聞きした範囲で、50万円/月~100万円/月くらいです。月20万円のお給料に、販管費(総務とか営業の人にかかるお金)が同じくらいかかって40万円/月になるから、まあそんなもんですよね。



逆に言うと、普通にソフトウェア開発の現場で働いているエンジニアさんに対しては、50万円/月~100万円/月の価値を払ってもいいと思っている人がそれなりにいるし、それで世の中回っているわけです。



じゃあ、エンジニアさんが自分で営業してお客さんを見つけてきて仕事を取ることにしたら、お客さんが払う金額はいくらでしょう?やることは同じなのだから、50万円/月~100万円/月払ってくれてもいいはずです。

もちろん、会社から派遣してもらえばエンジニアが倒れても代わりを派遣してくれるとか、大手企業の安心感とか、そういうものがあるでしょうけど、そこは自分の売り込みスキルでカバーするとして。



#当たり前ですが、いわゆる人材派遣会社を通すのはナシです。

 あれはつまり、営業とか総務の機能を人材派遣会社にお願いして、その分中抜きされてるようなものですから、会社にいるのと何にも変わりません。

 それでも平均が時給2000円程度あるのだから、月に換算すると32万円。

 ね、50万円/月~100万円/月はそんなに間違ってないでしょ?



さて、そういうわけで普通に働くエンジニアさんに50万円/月~100万円/月の価値があるとすると。

週に三日しか働かないエンジニアの価値はいくらでしょう?一週間の労働日が5日あって、そのうち3日しか働かないのだから、30万円~60万円ですよね?



サラリーマンの感覚で「30万円?多いじゃん!」とか思ってはいけません。税金も保険もここから払わないといけないし、仕事のない月だってありうるわけですから。でも、phaさんとかひろゆきさんみたいに低コストの生活を苦にしない人だったら、もしかして何とかなるかも知れない。



一方逆に、週三日でいいです、なんて仕事あるか!と思われるかもしれないけど、エンジニアを一人雇うほどの仕事はないなぁ、と思っている中小企業は意外とあるので、ありえない相談じゃないと思う。その分安く済むわけだし。



そういうわけで、

・一個人と直接契約してそういう金額を払ってくれるお客さんを(自分で)見つけて来ることが出来て

・しかもその仕事が在宅でもいいよ、という好条件

・そんな仕事を自分で取ってこれるくらい有能な人なのに生活費は低コスト



なかなか難しいですが、ありえなくはないと思う。

「働かなくてもなんとでもなるさ」じゃなくて
「自分の持てる全能力、全てのリソースを、働かずにふらふらしていくことに費やせば、そしてインターネットという場所・ツールを最大限に活用しまくれば、なんとかなるんじゃないかって思ってる」という覚悟の程は、妥当なところじゃないかと思うのですが、いかがでしょう?



そんなわけで自分はphaさんを応援しています。もくもく会、そのうち行きますのでぜひご挨拶させてくださいませ。

週三日働いて食べていくのは可能なんじゃないか。” への2件のフィードバック

  1. 週三日働いて食べていくことは可能なんじゃないのか?2

     圧縮新聞とか、二つ名メーカーで有名なニート、phaさんとのtwitterでの…

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