ある程度パソコンを使いこなすようになると、作成したファイルは保存しておいて、次の機会に再利用しよう、と思うことが増えてきます。去年の年賀状を元に今年のものを作るとか。
このために、データ保存用のドライブを作って、
E:\ ppt image picture doc html :
というような具合に機能別に整理しようとしてがんばってきたのですが、これ、やめたほうがいいと思うようになってきました。
仮に、こうやって機能別にフォルダを作ってファイルを整理する方式を、機能別フォルダ形式、と名づけておきます。
たとえば年賀状を作りましょう、と思ったとき、まず年賀状はimageなのかdocなのか、という悩みが発生します。
ドキュメントかなぁ。でも主に画像をつくるんですけど。あ、年賀状の宛先はexcelだからDBかもしれない。
「『超』整理法」でいうところの、コウモリ問題というヤツです。
保存するフォルダを決めるのに悩まないといけない上に、翌年探すときにも、「年賀状ってどこに保存したっけ」といって悩む必要が出てきます。
docの下を探して、DBの下を探して。見つからないからけっきょくEドライブ丸ごと検索かけたら、E:\tmpの下にあった、なんてことが起きます。だったら全部Eドライブ直下においた方が早い!
さらにまずいのが、ある程度以上量が増えてきたとき。3年前に作ったプレゼンなんてめったに使うことはないから、ほかのディスクに移動しよう、と思っても、機能別フォルダ形式だと、古いファイルを洗い出すのが大変。予備のハードディスクに同じフォルダ構成を再現して古いファイルだけ移動させて….やってられるかっ!
というわけで最近、違うやり方を使うことにしました。名づけて、日付別フォルダ法。
#このやり方、もしかしたら「超」整理法に載っていたもののような気もするのですが、ちょっと思い出せず。
ファイルを種類別に分けることはあきらめて、日付のフォルダを作ります。
たとえば2007-11-06のイベントに関連するファイルは
E:\daily\2007\200711\20071106イベント\
というフォルダに全部入れます。pptだろうとイラストだろうと、全部ここに入れちゃいます。
11月6日のイベントはちょっと前から準備を始めると思いますが、そういうのも全部20071106イベントフォルダに入れちゃいます。
当日取った写真なんかもここに。
あとで探すときはたいてい「11月ごろにあったあのイベントのファイル…」と思うので、この方がすんなり見つけることが出来ます。
このやり方なら、古い日付のフォルダだけ他のドライブに移動するのも簡単です。
日付別フォルダ法の難点は、日付フォルダを作るのがめんどくさいことです。
ということでこの部分はツールにお任せすることにしました。
dailyFolder01.zip
起動すると、その日の名前のフォルダを開きます。ないときは作ってくれます。これでいちいちカレンダーを見てフォルダを作らなくてもよくなります。
たいしたものじゃないので、興味のある方はご自由にお持ちくださいませ。WindowsのWSHで作られています。
エディタで開いて
rootPath = “E:\daily”
の部分を変更して使ってくださいませ。
あれ。どこかで聞いたことのある展開なので念のために書いておこう。
このツールは野口悠紀雄さんや「超」整理法とは無関係なツールです。
「超」整理法について知りたい方は、元の本や、公式サイトを読むことをおすすめします。