Titanium SDKとiOS/Android SDKの関係

iOS7に対応したTitanium SDK 3.1.3が正式リリースになりました。
さっそく使おうかと思ったのですが、ひとつ気になることが。TitaniumSDKのバージョンをあげるということは、古いiPhoneやAndroid端末のサポートを切り捨てることになったりしないかな?

結論から言うと、3.1.3にあげても市場にある大半の機種で動作するようになっているので、あんまり気にしなくてよかったわけですが、せっかく調べたので一応まとめておきます。

特定のバージョンのTitanium SDKがサポートするiOS/Android SDKの範囲はこの辺に載っています。

まとめるとこんな感じ

Titanium SDK Version Min iOS/SDK Version Max iOS/SDK Version
3.2.0 6.0.x 7.0.x
3.1.3 5.0.x 7.0.x
3.1.1 – 3.1.2 5.0.x 6.1.x
3.1.0 4.3.x 6.1.x
2.1.3 – 3.0.x 4.0.x 6.1.x
2.1.0 – 2.1.2 4.0.x 5.1.x
2.0.x 4.0.x 5.1.x
1.8.x 4.0.x 5.0.x
1.7.1+ 3.1.2 5.0.x
1.7.0 3.1.2 4.3.x
1.6.1+ 3.1.0 4.3
1.6.0 3.1.0 4.2
Titanium
SDK Version
Min
Android/SDK Version
Max
Android/SDK Version
3.1.2
– latest
2.3.3 (API
10)
4.3.x (API
18)
3.1.1 2.3.3 (API 10) 4.2.x (API 17)
3.1.0 2.2 (API 8) 4.2.x (API 17)
2.1.2 – 3.0.2 2.2 (API 8) 4.1.x (API 16)
2.0 – 2.1.1 2.2 (API 8) 4.0.x (API 15)
1.8.x 2.2 (API 8) 3.x.x (API 11)
1.7.x 2.1 (API 7) 3.x.x (API 11)

Android

Dashboards | Android Developers(公式データ)

Version Codename API Distribution
2.2 Froyo 8 2.4%
2.3.3 –

2.3.7
Gingerbread 10 30.7%
3.2 Honeycomb 13 0.1%
4.0.3 –

4.0.4
Ice Cream Sandwich 15 21.7%
4.1.x Jelly Bean 16 36.6%
4.2.x 17 8.5%

2.2は切っていいような気がします。Xperia(SO-01B)とau IS03を切り捨てて、Galaxy S(SC-02B)がぎりぎり生き残るくらいの目安です。
Android 2.3.3以降をサポートすることにすれば、TitaniumSDKは最新の3.1.3でも大丈夫なことになりますね。

iOS

ios_versions.png


iOSとAndroidのバージョン分布、各OS内の割合はiOS6が93%、Android最新バージョン(Jelly Bean)は33%: 「最高のタブレット」を求めて!
(公式データのコピー)

iOS6が93%、iOS5が6%。それ以前は切ってよさそう。iPhone3GSですらiOS6対応ですから、iPhone3Gを切るくらいは十分アリでしょう。
3.1.3(=iOS7対応)でiOS 5.0-7.0サポートなので、これを使って問題なさそうです。

以上、Titanium SDK 3.1.3を使っても古い機種を切る心配はしなくてよさそう、という調査結果でした。
3.1.3、安定して動いてくれるといいのですけど・・・