英語環境の人に機械翻訳を提案するスクリプトMayITranslate

テレビ局の番組WEBページの英語版で、「木下グループ」が「キオロシグループ」になっちゃってて、それはないんじゃないの、ということで話題になっています。

  • テレビ東京HPが自動機械翻訳でめちゃくちゃな英語になっている。 – Togetter
  • 禿頭帽子屋の独語妄言 side A: # 今度はテレビ東京のサイト – 機械翻訳システムの害はかなり広いのかも
  • 「機械翻訳だからしかたないでしょう」
    世の中的には、おおむねこれで済んでしまう話なのでしょうか。
    実際、機械翻訳を表示するサイトにはたいてい免責条項が書いてありますよね。
    (中略)
    提供元は「システムを提供しているだけ」と言い、そのシステムを使うほうも「責任を負いません」と言い逃れている。
    そんな情報、発信する意味があるのですか?
    (禿頭帽子屋の独語妄言 side A: # 今度はテレビ東京のサイト – 機械翻訳システムの害はかなり広いのかも)

    実際には、日本のコンテンツに興味がある人たちの中には、翻訳サイトを通して日本のWEBを見ている人が結構いるみたいなので、翻訳結果を提供することにまったく意味がないこともないとは思うのですけれど、テレビ局自身が提供する公式サイトの一部(に見える)からには、クオリティが低かったら文句言われても仕方ないですよね・・・

    ところで、GoogleのChrome ブラウザには、母語以外のWEBサイトを見ると翻訳を申し出てくる機能がついています。
    chrome.jpg

    こんな機能があるのだったら、なおさらテレビ局が自前で機械翻訳結果を提供する必要なんてないような気がします。
    実際には、特定のブラウザの機能をあてにすることは出来ないという理由で、自前提供することにしてしまったのだとは思いますが。

    ということで、同様の機能をどのブラウザでも提供できるようになるスクリプトというのを作ってみました。WEBページ制作者がページに組み込んでおけば、ブラウザの言語設定が日本語以外になっている人が見に来た時だけ、Google翻訳の案内が表示されます。

    mayitranslate.jpg

    「Translate」ボタンを押せば、「翻訳結果はGoogleが出しているものだから間違っているかもしれないよ」の旨のメッセージを出したあと、Google翻訳での検索結果ページに移動します。
    googletranslate.jpg

    これなら、誰が見たってGoogle翻訳の結果であることが明白なので、ちょっとくらい変であろうと、スポンサー名が間違っていようと、まあそんなもんだよね、Googleさんがんばれ、ですませることが出来ます。
    英語圏の人も、翻訳したページは提供してないから機械翻訳をみてね、というメッセージを明快に理解することが出来ますよね。

    maiitranslate.js

    ダウンロードして自分で改造して使われる分には、パブリックドメインに寄贈されたスクリプトとして扱っていただいて結構です。
    設置を代行してほしいとか、メッセージを差し替えたいとか、Google翻訳の代わりにExcite翻訳を使いたいとか、そういった対応は有料で承りますので、ご興味のある方はお気軽にお問い合わせくださいませ。